統計処理ソフトウェアに挑戦中

今週の火曜日から、SAS University Edition の設定などを行っています。
これは、統計処理のソフトでは老舗で、利用者も多い SAS の無償版だそうです。

SAS は、サーバークライアント形式のアプリで、ベースになるプログラムを、Linux サーバーなどにインストールし、Windows などのクライアントPCからWebブラウザなどを使って利用する仕組みです。

この無償版は、VMware Player や Virtual Box 用の仮想化OS上にサーバーのサブセットを組み込んだもので、基本的はそのPCだけで利用するようにです。さらに、基本セットのみで、主にSASを導入済みの施設での学習などを目的としているため、無料のようです。

そして、VirualBox の設定は簡単で、ゲストOSを利用者に見せないように工夫されています。たぶん、Windows 用のフリーソフトをイントールする感じで、誰でも設定することができると思います。しかし、SAS Studio という、SAS を利用する仕組みは有償版と全く同じだそうで、本格的なことにも利用できるようです。とはいえ、仮想OS上に実現したシステムなので、動作はやはり遅くなります。

また、SAS は、専用のプログラム言語で、外部で作成したデータを使って統計の技術を利用して集計を行います。そして、このプログラム言語の習得が利用者の課題になっているみたいです。この SAS University Edition は、学習したい人にはきっと便利なソフトなのでしょう。

さて「これを使おう」とした場合ですが、初めての人には敷居が高いような気がします。今、勤めている大学で、誰が使うのかは解りませんが、大変なんじゃないでしょうか。私は、面倒だったら Linux のスクリプトで加工して、Excel でさらに細かい調整をやってから Excel で計算させる、というのやってきたので、Excel の方が簡単な気がします。

最新版の Excel は結構大きなデータも扱えるし。
今回、 SAS University Edition 用のデータを Excel で作ろうとしたのでは、40万行のテキストを、Excel でも普通に読めてました。(Office 2016 の Excel です)

この Excel でやったことを SAS University Edition でやろうとしたのですが、途中で挫折してます。データは取り込めて、その際に表示するためのデータも作れたのですが、Excel でやってことと同じようにやろうとしても無理みたいで。(Excel のピボットは、やっぱり便利だ)

SAS は、もう少し修行してみますが、人に教えられるレベルになれるか、ちょっと自信がないと感じてます。