派遣先の大学でメール環境が大きく変わったので、設定変更あ必要な機器が多数ある。バックアップなど、自動でメールを送信している仕組みがたくさんあり、それらも影響を受けるためだ。
UPSやNASなどは、ブラウザで設定すれば済むので簡単だが、他はそうはいかない。バックアップはアプリを立ち上げて設定が必要だし、システムのコンフィグファイルを変更するなんてのも多い。
そんな中で、古いLinuxからの自動でメールを発信していた。知ってはいたものの動いているので、放置してきたが、今回手を入れることに。
正直、こんな設定はかなり久しぶり。しかし、どこに設定されているか解らない。ひとしきり/etcの中を探したが、見つけられなかった。
mailのログをチェックしていると、root@localhost に送信していることが解った。さらに、rootのホームに、.forwardが。
今時、UNIXが複数の人が同時に使用できるOSだった、というこをどれだけ覚えているだろうか。20年前のSolarisは、そうやってよく使っていた。各自がそれぞれホームディレクトリを持っていた。そして、そのSolarisのサーバー宛に届いたメールは、別のサーバーに転送できる。その仕組みで使われるのが、.forwardで、設定している人もいた。
しかし、これは一般ユーザーが設定するもので、root で設定したのは見たことがない。こういうシステムからのメッセージはいろいとと届くので、/etc/aliasで管理者の個人のアカウントに転送するのが正しい使い方だ。担当者が変わっても、/etc/aliasを書き換えれば済むし、引継ぎも簡単。
それが、rootの.forwardで設定されたら、気が付かないでしょ。これは、UNIXを管理した経験の無い人が設定したのかな、と思ってますが、世の中こんなものなのかな。