仕事を自宅に持ち帰ること

昨年から、事務職のマネージャーとして転職した会社で働いている。
昨年は、販売管理システムを新しくしたこともあって、準備やら不具合対応やらで、週末には毎週仕事を自宅に持ち帰ってやっていた。先週もいろいろと自宅で準備して出勤したばかり。

しかし、今週は、持ち帰る仕事がなかった。
いや、会社で終わっていない仕事は、まだまだ多数残っており、定時までには終わらないのでだが、自宅でやれるように準備できなきなかった。

油断したといえばそれまでだが、常に先を見て仕事しなかれば、と思ってきたのだが、ここにきて足踏みしてしまった。

とはいえ、自宅に仕事を持ち帰っても、結局思ったようにできなかったことも、過去には何度もあるわけで、こんな日は、リラックスして月曜日からの仕事に備えようと思う。

実は、前の会社では、自宅に仕事を持ち帰ることはしていなかった。
大体、会社の情報を勝手に会社の外に持ち出すことは、NGだったし。
その分、こんなに仕事が詰まるようなことは無かった。会社が大きい分、人がいたので分担してもらっていたのだと思う。

その点、今の会社は人がいない分、特定の個人に仕事が集中している。私の他にも、大変な思いをしている人は何人もいる。一方、残業せずに帰る人もいるし。
途中から今の会社に移った身では、なかなか会社の慣習を変えるのは、難しいのだが、特定の人が仕事を自宅に持ち帰らないと、仕事が進まないようなやりかたは、変えていきたいと思う。

「学習する組織 現場に変化のタネをまく」

ずっと前に購入した本です。気に入って、なにかある度に、読み直してます。
「学習する組織 現場に変化のタネをまく」高間邦夫著 光文社新書

私が前の会社にいたころ、部長は3年くらいで変わったのですが、部長が変わると新しい組織論の話が出て、どうやって実現するかについて、当時の課長にいろいろと指示をしていました。
(まあ、そういう指示をしない部長もいましたが)
そこで聞いた話の概略がこの本に詰まっています。

とはいえ、実際の現場にどうやって適用するかは、やっぱり各個人がどいう認識をもって仕事をしているかにかかっているので、たまに、こういう本を読んで今の仕事のしかたでいいのか考えるのはいいことだと思ってます。

できればこういう本を、今の会社の人達にも読んでほしいのですが、…
まあ、「変化のタネをどうやってまくか?」は、それぞれの職場毎に違うだろうし、担当者が考えるべきものですしね。

「絵でみる失敗のしくみ」

年末年始の休みを利用して、「絵でみる失敗のしくみ」(著者 芳賀繁、日本能率協会マネジメントセンター発行)を読み終えました。

この本で言っているは、「失敗する」のは当然のことで、むしろ、その失敗の原因をどうやって調べるか、問題点をどうやって解決するかが重要だ、ということ。失敗の原因解析を進めるうえでのヒントが絵でわかりやすく書いてある。

この本いいですね。
この著者の考え方には、共感できる点が多数あります。
ただ現実は、「そんな失敗は、ちょっと考えれば、予め解ることだ」、という指摘されることが多いですね。
その「ちょっと考えれば」は、今思えば、ここで考えればよかったが、その時点では考えが及ばなかった、のがほとんど。たぶん、誰かに「ここ、これでいいんですか」とか言ってもらえれば、まだ、救えたかも、というのがほとんど。

「ここ、これでいいんですか」を、うまく習慣とか仕事の仕組みに取り組んでいくのが、管理者の仕事なんでしょうね。今年は、うまくやれるように心がけたいと思います。

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