4K動画を再生するには

昔からパソコンのハードに興味はあったが、ゲーム専用機用の高価なグラフィック機能は仕事に関係ないこともあって、詳しくありませんでした。特に、パソコンやサーバーに直接関わる仕事から外れていた10年のブランクは大きく、最近の傾向についていけてません。

今の派遣先で、4Kテレビ用の画像再生をどうすればいいか、という話があり、興味が再開しました。最近購入した安価なパソコンの内蔵GPUの機能の高さも、興味を持った理由の1つです。

結論から言えば、最近のインテルのパソコンに内蔵された GPU は、4Kテレビへの出力に対応しています。しかし、厳密には、メモリやHDMIケーブルなどの転送レートを確保できず、よっぽど条件が揃わない限り出力できないようです。

 

いわいるHD画像(1920 x 1080)なら、メモリーの転送速度やディスプレイへの信号の転送速度などに余裕があるものの、その4倍に情報量が増える4Kでは、転送速度が足りせん。インテルの内蔵GPUは、OSやアプリケーションも使うメモリーを共有しており、専用のグラフィックボードのような高速メモリを利用できません。また、HDMIケーブルの転送レートは、4Kディスプレイの情報量に足りていません。

とはいえ、既に4Kテレビに対応した帯域の広い新しい画像信号用のケーブル(Display Port 用)が出回っているそうです。また、従来の HDMI を2本使って接続し、テレビ側で合成する方法もあるそうです。もちろん、パソコンとテレビの両方にドライバなどの準備が必要です。そうして、新しい規格のケーブルを使い、高速メモリーを搭載した自作パソコンなら問題なく再生できるそうです。4K出力用のビデオカードも数多く出回っています。ただし、ビデオカードで4Kを出せるのはハイスペックのモデルのみのようです。

 

実は、グラフィック機能としては、PlayStation 4 は発売当初から4Kの動画再生のスペックをもっています。残念ながら Intel のグラフィックス機能と同じで、周囲のメモリーやケーブルのスペックが足りず、ドライバもリリースされていないことから4Kは表示できません。

今年末に発売が予定されている PlayStation 4 neo は、最初から4K動画再生対応なので、4Kテレビに繋いで見ることができます。昔、PlayStation 3 は、もっとも安価なブルーレイ再生機と言われた時期もありましたが、さすがソニーですね。凋落が言われて久しいソニーですが、もっとがんばってほしいものです。

 

私は、自宅で4Kを見る予定は全くありませんが、何かをきっかけに新しい技術情報を調べるのはちょっとわくわくします。今の派遣先には、こういうテーマがごろごろしてそうなのもいいし。

ちなみに、問い合わせのあった件は、HD画像を横に繋いで4K画像にしようとしたのですが、学内に4Kを表示するだけの機材が無く、HD画像に落として PlayStation 4 で表示したそうです。Apple の Mac Book などでも試した結果、PlayStation 4 の動画再生ソフトが優秀だったとか。ハードうんぬんではなく、最後はソフトのできで勝負が決まる感じです。物造りで世界一になった日本が、土地バブルと情報バブルで落ちた理由は、ソフトがなってなかったから。PlyaStation 4 の動画再生ソフトはどこで造られたものか解りませんが、さすがソニー、いいものを使っています。

 

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Eメールで問い合わせ

昨日と今日、Eメールに関する問い合わせがありました。

Eメールは、仕事では普通に使っていますが、プライベートでもメーリングリストとかで使う機会も多いと思います。前の会社では、小さなEメールサーバーを管理していたこともあますが、最近はクラウド上の便利なのも増えてきました。

個人によって、Eメールに限らず、使い慣れた方法が一番いい、と思っていますが、派遣先の大学のEメールもそんな感じで、いろいろな使い方ができます。

 

具体的は、次の3つの方法を利用できます。

・パソコンやスマートフォンにインスールしたメールソフトを使う。

昔から使われているやり方で、たぶん、古くから使っている人なら全員この方法を使う
と思います。パソコンのローカルディスクに届いたメールを格納していくので、パソコンを乗り換えるとか、ハードディスクがクラッシュしたりすると結構苦労します。複数の機器で受信できるようにサーバーにある程度前のメール残しておくこともできますが、これが結構トラブルの元になったりします。

・普段使いのアドレスに転送する

プロバイダの他に、フリーのメールアドレスがあるし、SNSに登録するとメールアドレスが付いてきたりするので、複数のメールアドレスを持つ人は多いと思います。メールソフトでアカウントを切り替えて管理することも可能ですが、いちいち面倒です。

そうなると、受信がメインでたまにしか使わないメールは、普段使いのメールに統合した
方が便利です。もちろん、メールはそういった使い方にも対応しています。たまにしか使わないメールは、転送設定を行って、無条件で普段使いのメールアドレスに送ってしまえます。

・最後にWebベースのメールを使う
Gmail や Yahoo メールは、自分のパソコンやスマートフォンのローカルにメールを保管するのではなく、クラウド上に保管するので、複数のパソコンやスマートフォンからでも同じメールを見れます。しかも、パソコンが変わったりした際の移行の手間がありません。

便利ではありますが、細かい設定は苦手です。高機能なEメールソフトになれると、ちょっと使いにくい面もあります。それに、あのエディタは、私はいまいち使いにくいと思ってます。ブラウザで動くGUIソフトは年々高機能になってますが、まだ、専用のエディタには追いつけないようです。

 

さて、話を戻してここ2日ほどで受けた問い合わせの件。

(1) 「先月から新しいメールが届いていないんですが…」
(2) 「1ケ月前のメールが見れなくなっているですが…」

全くの別の2人でしたが、Webベースのメールだけ見て、問い合わせしてきました。たぶん、本人も忘れているんでしょう。(1)の人は、先月、転送設定をやっていたのでそれが原因でした。Webベース側のサーバーにメールを残す設定にしておけばなんとかなったのですが、残さずに転送していました。転送先で受信拒否になっていなければいいのですが。
また、(2)の人は、Webベースでも見れるのですが POP で自分のパソコンに取り込んでいました。そのパソコンが使えなくなったので、あわててWebで見たらずっと前に届いたメールが無かった、という訳です。POP で転送する際、1ケ月分だけ残すようにしてあるので、最新の1ケ月分だけはWebメールでも見れますが、それより古いのはもうありません。

便利に使えるように選択肢を増やしておくのはいいと思うのですが、よく知らないで使っていると、逆に不便な目に合う、という典型ですね。

 

最近は、全員に知らせるのはトラブルが少ないWebベースの仕組みだけにして、どうしてもという人にだけ、個別に転送や POP での利用方法を教える方針にしているようです。

きっと、その前はサポートが大変だったのでしょう。

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ネットの内職

今は給料が安いので、休日などを利用してネットの内職を続けてます。もうすぐ1年になろうとしているので、よくもまあここまで続けられたと関心しているところです。
やっているのはクラウドワークスのライターの仕事で、主に、学生や仕事に出ていない主婦がやるような作業だそうです。

 

 

いっしょにやっている人の記事を参考に見ることもあるのですが、落差が激しいという印象を受けます。どこから調べてきたのか?と思えるくら、ものすごい書き込みをしている記事があれば、グーグルでトップにあるサイトの文章をコピペしただけのあっさりしものも。

 

さらに、行ったことも無い場所をろくに調べずに書いている人が多く、ここはそんな場所じゃないのに、と思うこともかなりあります。特にここ数ヶ月は、他の人が手抜きで書いた記事に、文章を付け足す作業をやっているので、ひどい記事をよく目にするようになりました。

 

私は山形に住んでいるので、ちょくちょく車を利用します。だから、徒歩で15分もかかる距離は絶対に歩いて行ったりしません。しかし、横浜に住んでいたころは、普通に歩く距離でした。この辺の感覚は、違っているなとずっと思っていました。だから、地方の観光地で、「駅から徒歩15分とアクセスに便利な…」なんて文章があると、実際の場所を知らずに書いてるんだろうな、と思ってしまいます。

 

それでも、私が修正するまでに数千アクセスなんていうのがざらです。人気のサイトでこんな恥ずかしい文章を公開してて、この会社は大丈夫なのかと心配になるくらい。誤字とか住所の間違いをこれまでに何度も指摘したし、指示を受けて修正もしてきました。ページの量が多すぎて、チェックが追いつかないのでしょう。

 

8月の夏休みを利用して、ちょっと多めの記事を担当したのですが、その中にかなりひどいのがありました。私がここ数ヶ月で見たひどい記事でも上位にランクされるようなひどさだと思いました。

 

この記事については事務局とも相談しているのですが、どうも事態の深刻さをわかってもらえない。具体的なことを書きたいところですが、ここでうさばらししても始まらないので控えます。事務局には、もうちょっとしっかりしてほしいな。

 

とはいえ、こっちのわがままも聞いてもらっているし、あんな仕事でもちゃんとお金を払ってくれるので、なんとか、このまま良い関係を続けていきたいと思っています。

 

 

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長い夏休みをPCゲームで満喫

今年の8月は、ここ数年ではかなり長い夏休みになりました。
この分、来月の給料が安くなるので、実はかなりピンチな状況ですが。まあなんとか
なると思い、休み中は久々にパソコン用のゲームを楽しみました。

6月に購入したノートパソコンは、廉価版とはいえ一応最新の世代のインテル製CPUで、比較的高性能なグラフィック機能を内臓しています。そのため、2、3世代前なら絶対に動かなかったような高精細グラフィックのパソコン用ゲームもぎりぎり動作するスペックです。

最近のインテルのCPUは、グラフィック機能を内蔵しており、廉価版なCPUといえど高機能なCPUにも内臓されているグラフィック機能に近いものが使えます。外付けの専用グラフィックチップには遠く及びませんが、それでも5年前の専用グラフィックチップと同等の能力があるみたいです。

それならと、ずっと気になっていたベラルーシのゲーム会社が作ったという戦車のゲーム「World of Tnask」を始めました。最初は、あっという間にボコボコにされて、ゲーム開始から1分経たずに大破ということも何度も。8月に入るとそれなりに楽しめるようにはなったのですが、しかし、敵チームに見つかったとたんに大破、というプレイが続いてました。(ソ連時代のベルラーシは、「白ロシア」って呼ばれた国ですね。)

今回の夏休みは、その練習にかなり時間を避けたので、なんとか遊べるレベルにはなったかなと、というところです。平均より高いポイントを挙げると「3バッジ」がもらえるのですが、これを何度かもらえるくらいまでなりました。

ところで、今、好んで使っているのは駆逐戦車。主力の戦車の後ろから、出てきた敵チームの戦車を討ち取る役。空振りのゲームも多いのですが、まれに大当たりすることも。とはいえ装甲が薄いので、見つかったら一撃で大破。そのため、最後まで生き残ることは少ないのですが、昔から格闘系アクションゲームは苦手だったので、このゲームでも前線でうまく立ち回るのはダメ。後に引いて参加する、こういう戦車がちょうどいいかも。

完全に後ろに引いて、他の参加者の視界を利用する自走砲もありますが、これはまだまだ練習不測。狙える地形に制限が大きく、味方が射なくなれば射撃できない、当たるまで時間がかかるので動く敵は基本狙えないとか制限が多く、まだまだ扱えません。すこしずつこっちも練習中。いろいろな戦車でやれるのも面白い。

最近、好んでみている YouTube のとてもうまい人のプレイでは、駆逐戦車といったら見つけたら1発でしとめられる「やられメカ」なんですが、うまく立ち回っていいプレイができたらいいな。

今日から夏休み明け

長い夏休みが終わって今日から派遣先に出勤です。

休み前に無線LANのアクセスポイントにどれだけの端末が接続しているか監視する仕組みを仕掛けておいたので、それで確認したところ、先週の19日から一部は稼動しているようですが、今日から本格稼動です。そんな中、鍵が開いてないので鍵を貸してほしい、なんて問い合わせもありました。

今日は特に予定がある訳では無いので、休み前の続きで学内のネットワークを監視する仕組みを設定してます。私がここに来てからネットワーク経路の障害は無いので、この仕組みは余計はかもしれまんね。

これを基点として、エラーパケットの出所を探せれば、そこそこ役に立つのでしょうがそこまで行けるかどうか。ちなみに、原因のよく解らないサーバーの不具合は、私がここに来てから何度かありました。サーバーを再起動すると何もなかったように動作してます。もし、ハードの故障ならエラーパケットを大量に出していると予想されるので、原因の特定に役立つように思います。
まあ、古いサーバーをそのまま使っているので、何があってもおかしくないのですが。ちゃんと動いている以上、止められないし、交換する必要性も薄いし。先を見越した更新計画が無いとこうなってしまう典型例、といったところでしょう。

さて、ちゃんと動いているかな?
う、失敗している。munin 用のスクリプトが正常に動作するか確認した際、前回のデータ格納用のファイルを消し忘れ、cron で動作する処理でファイルを更新できず正しい結果が出てませんでした。

ちゃんと設定したら正常に動作してます。
じゃ、次のステップへ。

とはいえ、私がこんな風に munin でやれるのは、ネットワーク機器がこういった監視システムに対応して設定されているから。きっと、導入当初は監視システムが稼動しており、状況を確認しようと思えばできたのかもしれない。
まだNECの子会社にいたころ、本社の指示でネットワーク機器を更新したら、専用の監視装置が付いてきた。一応、使い方は教えてもらったが、このパソコンにログインしないと状況を確認できず、単にEメールで保守会社に連絡するためのツールと化していた。きっと保守会社はリモートでここに入って詳細を確認する予定だったのかもしれないが、ネットで繋がっているんだから、本社で全社分監視する仕組みを作って、エージェントだけ入れとけばいいのに、と思ってことがある。

似たようなものがあったのに、いつのまにか保守会社任せになっているんでしょう。きっとどこかに保守会社のエージェントが仕掛けられていて、知らないうちに監視されている、と思いたいところです。

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munin のプラグイン

昔、MRTGでいろいろなグラフを作っては、サーバーの投資の資料に使っていました。
「こんな高価なもの、ほんとに必要なの。もし必要だったら、その台数でほんとに間に合うの?」
厳しい管理職でなくても、上司なら提案した部下に当然聞く内容です。
「うちは1台も無いので、最低でも1台は必要です。」
とか言えたころは簡単だったのですが、仕事が増えて足りなくなり台数を増やす時期に入ると、いろいろと準備が必要になります。

 

MRTGは、簡単な数値さえ取れれば、なんでもグラフにすることができました。ただし基本は前回との差分をグラフ化するもので、ネットワーク機器に流れるパケットの変化などは簡単に設定できます。数値そのものをグラフ化する場合でも、設定ファイルを変えるだけで慣れてしまえば簡単だったという印象でした。でも、融通が利かず、それなりに苦労したような気がします。

さて、今は、サーバーのリソースをグラフ化するのに向いている munin を使っています。MRTG は、いっしょにインストールするライブラリの量が多く、バージョンによってはデフォルトでは入らないケースもあり、最初のうちは苦労しました。その点 munin もいっしょで、OSが古いせいか Perl のライブラリの追加は yum だけではできず、マニュアルで rpm をダウンロードしてインストールしました。そうやってせっかく設定した munin なんで、できるだけ使っていきたいと思っています。

そうした中、ネットワーク機器の監視にも使いたい、と思ったのですが、差分を計算するプラグインが必要になりました。このプラグインは、後からいろいろと手を入れたい管理者には、いい仕様だと思います。

 

<補足>
後から、こんなプラグインを作る必要はなかったと気がつきました。グラフの config で、.type に COUNTER を指定すれば、前回からの差分を使ってグラフを描いてくれます。もっと、がんばってドキュメントを探せばよかった。
とりあえず、下のスクリプトはやめて、プラグインを作りなおす予定です。(2016/8/26)

 

 

今回作成するプラグインの基本は、munin が動いているサーバーのどこかに前回の数値を格納したファイルを残しておいて、それとの差分を毎回プラグインで計算させればいいというものです。最初は MRTG のようにグラフ生成に使うデータを参照しようか、と思ったのですが、どうもバイナリーデータになっていて、専用のツールが必要。しかも、このデータから最新の数値だけ取ってくるだけでもちょっと面倒みたい。じゃ、ということで、ruby で簡単に作ってしまえ、ということにしました。サンプル用で作ってみたのが下記のスクリプトです。
テストではいい感じに動作しているようです。

#!/usr/bin/ruby
#
# ○○○○のスイッチの通信量
#
# .1.3.6.1.2.1.2.2.1.11.24 24ポートが受信したユニキャストパケットの総数
# .1.3.6.1.2.1.2.2.1.17.24 24ポートが送信したユニキャストパケットの総数

past_f = "/tmp/????.past_f"
limit = 600
valname = [
  [ 0, "InPkts",  ".1.3.6.1.2.1.2.2.1.11.24 " ],
  [ 1, "OutPkts", ".1.3.6.1.2.1.2.2.1.17.24 " ],
]
snmpwalk = "/usr/bin/snmpwalk -v 2c -c ???? "
target_ip = "####.####.####.#### "
awk_cmd = "| awk -F \":\" '{gsub(\" \",\"\",$4);printf($4);}'"
n_value = Array.new
p_value = Array.new
#
# 引数 config に対する出力
if ARGV[0] == "config" then
  print("graph_title SW_InOut_Packets (????)\n")
  print("graph_category Switch InOut\n")
  valname.each { |vn|
    print( vn[1], ".label ", vn[1], "\n")
  }
else
#
#前回サーバーに保管したデータ格納ファイルの有無とタイムスタンプをチェック
  if File.exist?( past_f ) then
    now = Time.new.to_i
    past = File.mtime( past_f ).to_i
    f_sabun = now - past
    if f_sabun > limit then
      w_sw = 1;
    else
      w_sw = 0;
    end
  else
    w_sw = 1
  end
#
#SNMPでパケット数を取得する
  valname.each { |vn|
    snmp_cmd = snmpwalk + target_ip + vn[2] + awk_cmd
    n_value[vn[0]] = `#{snmp_cmd}`.to_i
  }
#
#前回からのパケット数の差分値を出力する
  if w_sw == 1 then
    valname.each { |vn|
      print( vn[1], ".value 0\n")
    }
  else
    read_cmd = "cat " + past_f
    txt = `#{read_cmd}`
    p_value = txt.split("\n")
    valname.each { |vn|
      sabun = n_value[vn[0]] - p_value[vn[0]].to_i
      print( vn[1], ".value ", sabun, "\n")
    }
  end
#
# 今のパケット数をファイルに書き込み
  f=open( past_f, "w")
  n_value.each { |nv|
    outs = nv.to_s + "\n"
    f.puts( outs )
  }
  f.close
end

せっかく ruby で作るのだから効率よく、なんて思ったのですが、後からあれもいるしこれもいる、
なんて感じで作っていったら、意外と読みにくいコードになってしまいました。
なんとか、変数だけ変えて応用が利くようと思ったのですが、どうでしょうね。

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無線LANのアクセスポイント

派遣先の大学は、広い敷地に何棟もの建物が建っており、それぞれで無線LANが使えるようになっています。しかも、教室や研究室でも必ずパソコンを使うことから、どこでも無線LANが使えるようになっています。

そのため、無線LANのアクセスポイントもたくさんあります。さっき、数えてみたのですが、200台近い台数でした。それを2台のコントローラで管理しています。1つのコントローラにつき100台とは、ちょっと驚きでした。

それだけあると、もう、どうなっているか正直わかりません。なんか、あの建物のあの場所は、無線LANが快適に使える、みたいことがあるようです。ちなみに、今いる事務所は、遅いことで有名です。

最近、無線LANのコントローラから、管理しているアクセスポイントの情報を、SNMP で取れることを発見しました。どこかにメーカー製の管理ツールがインストールされていると思うのですが、見たことは1度もありません。きっと、メンテでたまに来る人が、何かあったらそこを確認するのでしょう。

SNMP で情報を取れるのであれば、MRTG とか、munin でもグラフにして状況を確認することができそうです。munin は、簡単なプラグインを作ってあげれば、グラフにするのは難しくなさそうなので、これを使うことにしました。
実は、ネットで読んだ記事に触発されました。なんでも、それまで有線LANがメインだった事務所のネットワークを、無線LANでの管理を切り替えて、その管理に munin を活用している、というものでした。やはり、こういうグラフは管理するうえで必要なんですよね。昔は、MRTG をいろいろな場面で活用していたのを思い出します。

無線LANの各アクセスポイントの状況を取り出すには、まず、ネットで MIB を調べることから始めます。無線LAN のコントローラのメーカーが、PDFで公開していたので、参考にしました。昔、Linuxサーバーのリソース管理を MRTG で始めたときもなかなか情報がなくて手探りで始めたのですが、こっちも同じような感じです。ただ、MIB が解れば、なんとかなります。

幸い、アクセスポイントに接続した機器の数を出力する MIB が用意されていました。できれば、エラーパケット数とかも取りたい、と思ったのですが、見つけられませんでした。ネットワーク系のドキュメントは、読みにくいし情報の一部しかネットに公開されていないような気がします。Linux と違って個人でなんとかできるような物でないだけに、しょうがない。

とりあえず使う MIB を決めたら、そのに合わせて snmpwalk を使って情報を取り出し、munin に合わせて加工します。始めは、csh で作り始めたのですが、対象が多すぎるのでなんとか情報を見えやすくしないと管理できません。そこで、ruby で作り変えした。

とりあえずプラグインとして用意したのは、こんなのです。

#!/usr/bin/ruby
#
# SNMPにより、無線LANのアクセスポイントに接続している台数を調べるスクリプト
# 各APを管理しているコントローラに対して問い合わせを行う
# ただし、2GHzと5GHzの両方を使えるAPに対しては、5GHzのみ確認する
# Aruba MIB : wlanAPRadioNumAssociatedClients
# OID:  .1.3.6.1.4.1.14823.2.2.1.5.2.1.5.1.7.{MAC ADRESS}.{TYPE}

CMD = "/usr/bin/snmpwalk "
OPTION = "-v 2c -c {コミュニティ名} "
CONTROLLER = "{コントローラのIPアドレス} "
BASE = ".1.3.6.1.4.1.14823.2.2.1.5.2.1.5.1.7."
AWK = " | awk -F \":\" '{gsub(\" \", \"\", $4);print $4;}'"

# APName    IPaddress         MACaddress             RadioType
APs = [
 [ "GK1011", "192.168.???.???", "0.36.108.207.xxx.xxx", ".2" ],
 [ "GK1021", "192.168.???.???", "0.36.108.207.xxx.xxx", ".2" ],
 [ "GK1031", "192.168.???.???", "0.36.108.205.xxx.xxx", ".2" ],
]

if ARGV[0] == "config" then
  print("graph_title AP_Clients [ dokoka ]\n")
  print("graph_category Wirless AP\n")
  APs.each { |tmp|  
    print( tmp[0], ".label ", tmp[0], "\n" )
  }
else
  APs.each { |tmp|
    program = CMD + OPTION + CONTROLLER + BASE + tmp[2] + tmp[3] + AWK
    val = `#{program}`
    print( tmp[0], ".value ",  val )
  }
end

ruby で作ったので各アクセスポイントの情報をまとめて書けました。管理台帳には、ホスト名とIPアドレスのみしか記載してないので、別途コントローラからIPアドレスとMACアドレスを取得して調べました。

このメーカーは、MIB にアクセスポイントのMACアドレスを指定する必要があります。人が見るときは、ホスト名で設置場所などを調べるので、この辺の情報をどこかにまとめておく必要がありそうです。

それを、一覧を取ってみたところ、応答の無いアクセスポイントもありました。後から確認してみる必要がありそうです。それと予想どおり、がらがらのアクセスポイントと結構混んでいるアクセスポイントの接続している機器の差が大きいこともわかりました。設置できる場所に制約があるので、ある程度はしょうがいないのでしょうが、こんなにあるのにもったいないような気もします。

後日、役にたてばいいなと思いつつ、1週間くらいグラフができるの待ってみます。しかし、大学は夏休みなんで、しばらくは調整かな。雪が降る頃には何か結果がでればいいなと思ってます。

Windows 7 のwindows upate 4日目に突入

8月1日(月)から始めた Windows 7 の Windows update 、まだ終わってません。
ついに4日目に突入です。初日、OSが壊れたか、と思った事態は、単に遅いだけだったかもしれません。余計なことをやってしまい、それでなくとも時間がかかるのに、さらに時間をかけてしまっただけだったかも。

ここ3日間、半日「更新プログラムを確認しています…」の画面を表示したまま、変化がないので、いっしょにインストールするオフィスやアプリケーションをインストールしてはOSをリブートして最初からやりなおし。また、ダウンロードしたパッチを当てるため、コマンドラインから更新処理を停止してOSをリブートしては、また、最初からやりなおし、といった作業を繰り返してきました。

半日も変化がないのは不安なんで、タスクマネージャーのパフォーマンスやリソースモニターを表示していて、遅い理由がなんとなく解ってきました。

Wndows Update の実行中は、まず、CPUのコアをまるまる1個占有してます。2コア4スレッドタイプのCPUなので、他にも作業はできますが、かなり重い感じです。そして、メモリーを2.3Gバイト程度使ってます。幸い、今回設定したPCは、4Gバイトのメモリーを積んでいたので、スワップを使うことはありませんでした。スワップにいったらHDD搭載なので、はんぱでない重さになります。

そして、一番の特徴ですが、Windows update 動作中は、常に毎秒500バイト程度をネットワーク経由で送信しているようです。ネットワークで毎秒500バイト、という数値は、昔のダイヤルアップ回線並みですね。アナログ回線の時代ならあったかもしれませんが、LANの世界では絶対に見ない数値だと思います。

もし、こんな調子でサーバーに送って確認しているのなら、わすか20Mバイトのデータの確認に10時間もかかる計算になります。OSの更新確認に必要なデータが何バイトかは解りませんが、プロセスとして実行されている svchost.exe のメモリー占有サイズはそれほど大きいもではありません。しかし、たった20Mバイトに10時間かかる環境で、データを送っている訳ですから、もうとにかく時間がかかる訳です。

それも、マイクロソフトのサーバー相手に、ずっとこんな調子のスピードという訳ではなく、パッチのダウンロードが始まると数kバイトの転送がいきなり始まります。きっとサーバーがまったく別の仕様なんでしょう。Webからファイルでパッチをダウンロードしても、全く遅いと感じることはありません。

ちょうど、Windows 10 の Aniversary update が始まったばかりで、OS更新用のサーバー
は混んでいたのかもしれず、Windows 10 以外の更新の帯域を大幅に制限していたのかもしれませんが、でもね…

だだし、世の中にはパソコンを使う全員が高速の回線を利用している訳ではなく、遅い回線を使っている人も多くいるのも確かです。例えば、スマホのデザリング機能を使ってパソコンをインターネットに接続しているような場合。こういうケースは、ゆっくり転送した方がいいのかもしれません。でも、転送方法などはどうするかをユーザーに決めさせる、というのが親切なやり方で、一方的に企業側の都合を押し付けるのは、ちょっとね。

などと書いている間に、Windows Update が終わったようです。
いや、やっとこのパソコンから開放されるかと思うとちょっとうれしいのですが、その先ずっとこんな感じだとすれば、やってられないな、という複雑な思いをしています。

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Windows 7 pro のOSアップデート

Windows 7 から無料で Windows 10 にアップグレードできるキャンペーンは先週で終わってしまいましたが、そんな8月1日月曜日に、Windows 7 の初期セットアップを行っています。

これが、実は面倒で…

前回は、何も知らずに初めて丸2日くらいかかりました。
Windows Update を普通に実行すれば、ものの2、3分くらいの○件更新があったとか、○件目を更新中とか出るですが、最初からインストールすると、数時間経っても「更新プログラムを確認しています」のままということも。

月曜日に始めた HP ProBook 450 G3 、Windows 7 pro sp1 プレインストール版のWindows update を始めたのですが、1日で終わらず2日目に。

さすがにおかしいと思い、2日目はDVDからOSをクリアインストールして、やり直ししてます。

今日、ちょっと古い Dell Vostro 3550 のクリアセットアップを依頼されたので、HP ProBook のOSインストールと平行して2台でOS入れなおししたところ、Dell Vostro は、以外とあっさり Windows update が完了しました。こっちは、32bit OSで、メモリー不足のエラーも出ていたのですが、動いてしまえばすんなりいきます。

ところが、昨日から不調が続いている HP ProBook は、動く気配がありません。いや、タスク
マネージャーのパフォーマンスを見ると、精一杯CPUは動いているし、メモリも2Gバイト
も使っているのですが、進捗なし。こっちは64bit OSで最新の機種。条件が違うので単純に比較はできませんが、機種によっても差があるようです。

Windows Update を待っている訳にはいかないので、インストールする予定だったオフィスなど
のアプリケーションのインストールも行います。この作業は特に問題なく終わりました。
Windows Update は、基本的に作業しながらでも裏でやってくれているのですが、CPUと
メモリーを占有するので、パソコンはかなり遅くなります。最悪は、Windows Update の途中で
利用者に渡すことになるのでしょうね。

この Windows 7 の update は、Windows 10 が出てからずいぶんと酷いみたいですね。ネットではどうすれば終わるかを紹介した記事や、問い合わせがあふれています。中には、マイクロソフトが Windows 10 に無理やり移行させるために、わざといやがらせしている、という意見も。ここまで、ひどいと絶対にわざとやっている、と思えてきます。

昔、ヨーロッパで Internet Expoloer が訴えられてマイクロソフトが負けたことがありましたが、Windows 10 であれだけ不満が出て、さらに、Windows 7 でわざとなんてことになったら、また、訴えられるかもしれませんね。

私も今は派遣先でも自宅でも Windows を使っているので、他人事ではありません。
やっぱり別の選択肢が必要だと思いますがね。
(派遣先では、Mac も使われていますが、実は、OSのアップデートに関してはいろいろとと不満があるようです。)

WordPressの更新確認ページで不具合

先週、派遣先で管理しているブログサーバーの記事を確認していたところ、更新一覧では画像が1枚もないのに、実際のページではちゃんと画像が見えている現象が発生した。確認したところ、それらの画像は自動保存されたページに紐づいており、公開されたページが親ではなかった。WordPress は、どうもそういう仕様らしい。

普通に記事を書きながら画像をアップすれば、そこ画像は記事に紐づくからデータベースだけで画像の情報も解るかも、ということで作成した確認用のページでしたが、ここで、あっさり挫折。その自動保存のページには、公開されたページの関係がデータベースには保存されておらず、データベースだけでは辿れないみたいでした。

ということで、別の方法も考える必要が…(というか、あくまで参考なんで、ここはあきらめるかな)