ハローワークから紹介された会社の不採用通知

今日、ハローワークから紹介された会社から不採用通知が届きました。
履歴書を郵送したのが11月23日(金)で、11月26日には届いたと思うのですが、返事が来るまでに2週間以上かかりました。
ハローワークの求人票には1週間程度で回答する、とあったのですが、こんなものなのでしょうか。
今年、初の不採用通知で、ちょっと落ち込んでいます。
昨年は、4通受けとりました。しかし、在職中だったので、まだ余裕がありました。今年は、失業者なので、ショックです。

詳しい話は、ハローワークで聞いてみるつもりですが、この会社のWebページの社員募集には、30歳くらいまでの経験者とあったので、たぶん書類審査で落とされる可能性が高く、だめかも、と思ってました。とはいえ、不採用通知をもらうのは、やっぱりショックです。

ルネサスのニュース

ちょっと前まで、ルネサスの子会社の社員だったこともあり、ルネサスがニュースになっていると、気になって見てしまいます。

どうも、産業革新機構の傘下で再建を進めることになったそうです。
ただ、経営陣がしばらくはそのままみたいなので、今の方針はそのまま継続なのでしょう。

苦境に陥った原因は、事業の3本柱の1つであるSoC(System on Chip)の不振だそうです。SoCは、家電メーカーの仕様に応じて作る製品なので、SoCの不振は、国内の家電メーカーの不振の表れでもあります。

ルネサスに合併する前、NECエレクトロニクスの時代、SoCのエースは「EMMA」でした。前の会社で、「EMMA」で、Linuxを動かすのに苦労した話を聞いたことがあります。スマートフォンが流行るずっと前の話です。
こういった技術を持った設計者は、今回のリストラで辞めてしまったのでしょうね。きっと転職先には困らなかったと思います。

たぶん、SoCで儲けるには、工場を抱えていてはダメだ、という決心が誰もできなかったのでしょうね。工場を抱えていると、数が出ない製品は扱えない。数が出るのは、大手からの発注のみ。大手からの発注は、すでに流行っているものの改良だけで、価格が抑えられる。ということは、抱えている工場からは数が出るけど、あまり儲からない、ということでは。

NECエレクトロニクスの時代も、景気がよかったことはありませんでした。でも、世界に誇れるような最先端の仕事に関わっている、という自負がありました。
ニュースでは、つぶれる寸前の下請け企業、という扱いをされており、悔しい思いをしています。
私は縁が無く、ルネサスを退職しましたが、残った方には、日本の技術力はこんなに高いんだ、というところを見せてほしい、と思っています。