今欲しいのはZoomへの閉域ネットワーク

派遣先の大学では、10月以降の大学再開に向けて準備を始めています。そして、情報系の目玉が、ネットワークの広帯域化です。

たぶん、この大学の無線LAN環境は、かなり恵まれていると思います。大学構内の建物なら、どこでWiFiが使える、という大学は、そうそう無いのだそうです。しかし、これは、Adobeの認証程度の容量しかなく、数台のパソコンがテレビ会議で繋いだら、かなり遅くなってしまいます。

今日、演習で集まった学生が、リモートの授業を受けるためにZoomで繋いだら、接続できなくなった、という連絡がありました。これ、無理だんですよね。

大学のネットワークの出口は、普通のプロバイダなので、こんなことをされると詰まってしまいます。しかも、他のネットワークを使っている学生や教職員にも影響が出るし。

世の中には、Office365と直通の閉域ネットワークがあり、URLで振り分けすれば、Office365を利用するアクセスが、直通で利用できるそうです。Office365のoneDriveがかなり帯域を消費するので、これはかなり効果が期待できます。派遣先の大学は使っていませんが、多くの企業が活用しているようです。

同じよう、Zoomと直通の閉域ネットワークがあれば、Zoomでネットワークがパンクしそうな大学のネットワークは、かんり助かると思うのですが。まだ、ないみたいです。

PHPのバージョンアップの続き

最新のWordPressって、PHP7.4が必要なんですね。つい最近、ダッシュボードのヘルスチェックで確認して知りました。先日、php7.1からphp7.3にアップしたのに、既に古いと判定されるとは…

ということで、Virtual BoxのCentOS8で、アップデートのテストです。実は、これで失敗しました。既存のphp7.3は簡単に削除したのですが、手を抜いてphp7.4のパッケージを全てインストールしたところ、mariadbとの連携がうまく動作しなくなりました。

幸い、php7.3で使っていたパッケージのリストを取っていたので、誤って入れたphp7.4を一旦削除し、php7.3と同じパッケージを入れなおしたところ、うまくいきました。そういうものだといことで。

さらにチェックしたところ、php-gdパッケージが抜けているとの指摘が。これも必要なんですね。インストールしたら、ヘルスチェックのワーニングが消えました。

そのうち、本番環境もアップしてみます。8月の夏休みの時期かな。

PHPのバージョンアップ

派遣先で私が管理しているサーバーの1台で、WordPressの記事を書こうとしたところ、PHPのバージョンが古いというメッセージに気が付きました。

ここは、CentOS7ですが、phpはremiから7.1を導入しました。どうもWordPressにとって、この7.1は古いというのようです。他のCentOSのサーバーは、phpの7.3を導入しているので、このようなメッセージは出ていません。ということで、7.3に入れ替えることにしました。

なお、remiのリポジトリから導入しているので、phpの入れ替えは簡単です。今の7.1を全て削除して、7.3の同じものをyumでインストールするだけです。

というはずだったのですが、実行したらエラーが出ました。libargonで使っているので、更新できないようです。これ、ネットで検索すると、epelをいっしょに指定しないとダメなのだそうです。このサーバーは、epelとremiは、–enablerepオプションを指定しないと参照されません。という訳でエラーになりました。

オプションを変更するだけで入れ替えが完了し、後は、httpdをリスタートして無事webサーバーが使えるようになり、WordPressのメッセージも消えてます。

じゃ、と思ってこのサイトを見たら…やっぱりメッセージが出てました。ここは、レンタルサーバーなので自由にできず、いきなりphpをバージョンアップとはいきません。そのうち、何かできるようになるのかな。

WiFi6

派遣先の大学のWiFiは、私がここで働くかなり前から、全ての建物で使えます。しかし、その分、古さが目立っているようで、教員からは遅いと言われることが多く、評判はよくありません。そこにこのウィルス騒ぎで、無線LANの重要性が改めて再認識されました。そこで、無線LAN装置の更新を検討が本格化したようです。

今、無線LAN装置を導入するとなると、WiFi6は避けられません。今後、無線LANの主力の技術になるでしょう。じゃ、WiFi6は何がいいの?という疑問が。解説しているWebサイトはたくさんあります。詳しくは、そういうのを読むことになるでしょう。

私の理解は、従来の技術は、ぼやけた画像から情報を読み取るには、大きくはっきり書かれていなければならない、という前提でした。しかし、WiFi6では、ぼやけた画像を一旦くっきりした画像に変換して読み取るので、もっと小さく書いても大丈夫ですよ、というものです。

衛星写真の解像度が劇的に改善したのは、光学機器の改善もありますが、ぼやけた画像からくっきりした画像が作れるようになったからです。さらに、この技術は、HDDにも使われており、1Tバイトが物理的限界とか言われていたのに、10Tバイトを超えるHDDが登場したのは、この技術の応用な訳です。他にもいろいろと使われているのですが、無線LANにも使えるようになった、ということでしょう。

昔ならスーパーコンピュータで長時間処理しないと得られなかったデータが、小さなチップで一瞬で処理できるようになったから実現できた訳で、技術の進歩には驚かされます。

アトムやドラえもんが活躍する未来とはちょっと違いますが、すごい時代になったものだ。

リモート授業

派遣先の大学でも、リモート授業が始まりました。先週、主に授業の説明などでテストを兼ねて接続してもらったのですが、いろいろ問題が出ました。それを受けて、今週、いろいろ対策していたのですが、それでもトラブルが続いています。

全てが初めてのことで、致命的なことはないのですが、繋がらない学生や操作を間違える講師など、完全とはいきません。それでも、ほとんどの授業はなんとかできているのようです。

こんなアナログな、なんて思っていた大学の授業でしたが、講師も学生もいざとなれば、なんとかやってしまう臨機応変さに脱帽です。

大学ではZoomを使っており、管理者としてチェックしています。そして、管理画面で見ていると、ピークの時間には70を超える授業や打ち合わせが開催されていました。大学には2600人は在籍しているので、クラス毎の授業となると、これくらいの数は適当かもしれません。

しかし、この先、学内の学生と学外の学生が同じ授業に参加するとしたら、どれだけネットに繋がるか、管理側としてはかんり不安です。ということで、どうやってネットの容量をアップしていくかが今後の問題に。

こんな変化は、長くエンジニアをやっていても、そうそう巡り合えるものではありません。もう年だし、次は無いと思うので、この体験を楽しもうと思っています。

Java、Solaris/SPARC版はついに引退

https://www.publickey1.jp/blog/20/java_14solarissparc.html
Java 14正式版が登場。テキストブロック、インストーラー作成ツールなど新機能。Solaris/SPARC版はついに引退

私はJavaでプログラムを書かないので、Javaのバージョンアップに関心がありません。時々、Javaのランタイムが必要なWebサイトがあり、面倒だと思っているくらいです。

この記事で目を引いたのは、「Solaris/SPARC版はついに引退」の文字。
思えば、今、Linuxが使えるのは、大学4年生の時、前年に入ったばかりのでSun Microsystems製のSun3/60で、SunOSを使えたからでした。その後、会社にもその系列があり、世の中がLinuxに切り替わるころまで、Solarisを仕事で使っていたのが、今のスキルのベースになっています。

仕事でJavaは使わなかったものの、Javaを利用する環境がSolarisで作られていたのはよく知っています。いつの間にかパソコン用のプログラム言語になっていったのを、寂しく思っていたくらいでした。

それが、ついに引退ですね。私にとっては、青春の思い出のお店が、廃業するような感じです。

不調なWindows7のパソコンを診る

Windows7のサポートが切れてから、もうかなり経ちますが、派遣先の大学ではまだまだWindows7のパソコンが残っています。今、ちょうど入れ替えを進めているところですが、全員分にはいきません。

そんな中、壊れたかも、という職員が使うWindows7のパソコンが持ち込まれました。よく、こんな古いパソコンを、と思える1台です。先月、その部署の部門長が、事務長とパソコン更新の話をしていたので、そのうち新しくなるでしょうが、それまで待ってはいられません。

チェックしたところ、ハードウェアに問題はなさそうです。HDDも、時間をかけてチェックしたのですが、壊れてはいませんでした。しかし、キーボードがかなり熱くなっており、これは危ないかも、という感じです。昔の15インチノートパソコンは、デスクトップ用のCPUを積んだタイプがありましたが、今回持ち込まれた機種は、そんなタイプでした。

Windows7は、Windows Updateに失敗するので、それが原因でいろいろな異常が発生します。今回のもそれが原因でHDDとCPUが過熱し、熱暴走した可能性が高いと判断しました。

Windows Updateに失敗するケースはいろいろありますが、メンテしていないパソコンほど発生します。今回も、ディスクのクリーンアップでアップデート関係のファイルを全て削除し、途中になっていたアップデートを完了させたところ、OSが正常に起動しました。レジストリのチェックもやったのですが、こっちは問題ありません。

何度かリブートして、問題ないことを確認してから、利用者に私ました。利用者からは、早くなった気がする、と感謝されましたが、あんな古いパソコンは早く取り換えても新しくした方が快適です。かわいそうですが、しばらくはその古いパソコンを使ってもらうことに。

タブレットの使い方

進学する子供の制服を注文しに行った近所のショッピングモールに行ったところ、カーボンの3枚つづりの伝票と電卓で受け付けしてました。

同じ建物に入っているユニクロは、スマホだけで決済できる無人レジがあるので、それに比べると、かなり対照的です。年1回だから、とやっているんでしょうね。

普通に考えれば、私が書いた手書きの伝票は、誰かがパソコンに打ち込んで、販売管理システムで管理するのでしょう。もしかしたら、一旦Excelに打ち込んで、学校や仕入れ先とやりとりし、その後、そのExcelを販売管理システムに打ち直しているかもしれません。

派遣先の大学にRPAの説明に来ていた方が、仙台の藤崎デパートでそういったことをやっていると言ってたし。

あれ、タブレットを使えば、かなり省力化できるのに、と見てて思いました。ポイントは、ユニークなIDをどう使うかです。バーコードのシールを用意して、書いてもらった伝票にそれを貼り、タブレットで読み込んで関連付けし、後は商品と数をタッチして計算させれば、もう少しは楽になるのに。

ただし、テーブルの向こう側にいる、同世代のベテラン店員さんに使ってもらうのは、ちょっとハードルが高いのかな。

今頃HTMLを勉強中

HTMLの書き方を最初に学んだのは、NetscapeとInternet Explorerがシャア争いをやっていた1990年後半だったと思います。フレームで分割されたページが一般的で、当時最新技術のphpが使えるように、専門書を買って学びました。

それ以降、HTMLを使うケースが多く、今も頼まれればゼロから書くこともあります。
しかし、HTMLの知識はかなり古くなっているな、と思うことが最近増えました。

それは、ネット上のHTMLチェッカーを使うことが増えたからです。自分が書いたHTMLは、毎回、びっくりするくらい多くの指摘を受けます。その都度、修正してはいますが、最新のHTML5の変更点はかなり多い、というのが印象です。

恥ずかしい思いをする前に、今のHTMLの書き方を学んだ方がいいかな、と考えていたところでした。ちょうど、ライターの仕事で、HTMLを扱うことになったのですが、調べるとびっくりすることばかり。今回は、良い経験をさせてもらってます。

メールフォームを設置する

先週、新しいサーバーに移行して間もない大学の各学科向けブログサーバーに、新しいサイトを作りたい、という研究者の方を、メールフォームについてやりとりがありました。

新しいサーバーでは、メールを設定していないでの、WordPressのデフォルトの設定ではメールは送れません。そこで、以前から設置しているサイトでは、公式サイトに設置したメールフォームを使ってもらっています。あのサーバーは特別な設定なので。

しかし、今はメールが使えないレンタルサーバーを使うケースが多いので、Office365メールに送れない、では済まなくなるのでは、という話があり、設定方法を確認することに。

まず、学内のメールは全てOffice365メールに切り替わっているので、送信元アドレスもOffice365メールでないと、職員や研究者にメールを送れません。そうでないケースでは、サーバーの証明書が必要になりますが、実はブログサーバー個別の証明書は無く、ドメインの証明を利用して稼働しています。そのため、ブログサーバーからは、メールを送信できません。

これは、PCに関しても同じですが、PCからはSMTP認証でメールを送信します。これと同じ手順を使えば、ブログサーバーからもメールを送れるはずです。実際、logwatchの通知は、Python3のスクリプトでSMTP認証でOffice365のメールアドレス宛てに、送信できていますし。

ざっとネットで調べたところ、WordPressからSMTP認証でメールを送信するには、プラグインで可能です。これで、コメントなどの通知は、Office365メールに送れます。このために使ったプラグインは、WP Mail SMTPで、ネットにはたくさんの記事がありました。

次が、メールフォームです。これは、残念ながら最も有名なContact Form 7 が使えませんでした。このプラグインでは、送信元のサーバーのドメインが同じかチェックしています。今回のケースでは利用できません。そこで、導入したのがMW WP Formです。こっちは、送信元のアドレスを自由に変更できました。ただし、設定が面倒なので、簡単に導入、という訳にはいかないようです。

ということで、メールフォームを設置できることを確認しました。Webサイトの情報発信に熱心な学科は、業者に依頼するので、その業者がこの設定の仕事を受けてくれるか、が次のステップでしょう。