不調なWindows7のパソコンを診る

Windows7のサポートが切れてから、もうかなり経ちますが、派遣先の大学ではまだまだWindows7のパソコンが残っています。今、ちょうど入れ替えを進めているところですが、全員分にはいきません。

そんな中、壊れたかも、という職員が使うWindows7のパソコンが持ち込まれました。よく、こんな古いパソコンを、と思える1台です。先月、その部署の部門長が、事務長とパソコン更新の話をしていたので、そのうち新しくなるでしょうが、それまで待ってはいられません。

チェックしたところ、ハードウェアに問題はなさそうです。HDDも、時間をかけてチェックしたのですが、壊れてはいませんでした。しかし、キーボードがかなり熱くなっており、これは危ないかも、という感じです。昔の15インチノートパソコンは、デスクトップ用のCPUを積んだタイプがありましたが、今回持ち込まれた機種は、そんなタイプでした。

Windows7は、Windows Updateに失敗するので、それが原因でいろいろな異常が発生します。今回のもそれが原因でHDDとCPUが過熱し、熱暴走した可能性が高いと判断しました。

Windows Updateに失敗するケースはいろいろありますが、メンテしていないパソコンほど発生します。今回も、ディスクのクリーンアップでアップデート関係のファイルを全て削除し、途中になっていたアップデートを完了させたところ、OSが正常に起動しました。レジストリのチェックもやったのですが、こっちは問題ありません。

何度かリブートして、問題ないことを確認してから、利用者に私ました。利用者からは、早くなった気がする、と感謝されましたが、あんな古いパソコンは早く取り換えても新しくした方が快適です。かわいそうですが、しばらくはその古いパソコンを使ってもらうことに。