ライターの仕事の難しさ

ライターの仕事探しで、申し込んだ1社から返事があり、トライアルの記事を提出しました。ちょうど土曜日に送ったので翌日、後で回答します、という返事が来たときは休みだし、なんて思ってました。そしたら、週が開けてすごい長文の返事がきました。

これそのままマニュアルにしてくれたら、そのとおりに書いたのに、という内容です。文中には、手順書にも書いたのに、とか、サンプルにもあるとおり、とかあったのですが、「これってそう読むのか」、とか、「あ、ここね」といった感じで、指摘されて初めて解った内容も。

私はエンジニア出身なので、正直、文章はそれほど得意ではありません。誰でも解りやすい文章は、かなり難しいと思っています。専門用語を並べて、順番だけ説明すれば、読む側に知識があれば、それなりに伝わる文化の中で長く過ごしました。とはいえ、事実を文章にして報告する機会は、たくさんあったので、そういった文章は慣れています。そういうライティングの仕事があれば、と思って探しているのですがなかなか見つかりません。

この会社の担当者は、もしかしたらライターは、こういう案内をしておけば、過去の経験からこういう文章をかくはず、という暗黙の了解の前提で募集しているんですかね。私は、ライターの経験はそれほど長くないので、そういう暗黙の了解がわかりません。

とはいえ、私が送った記事に負けないくらいの長文でダメ出ししてくるこの担当者は、基本的に文章を書くのが好きなんでしょうね。そして、自分のスタイルに合っていない文章はがまんできない。

以前、そんな編集担当者と何度か修正のやりとりをやって、根負けしてその仕事をあきらめたことがあります。そして、今回もダメだなという気がしてます。なんか、いっきにやる気が失せてしまいました。ゴールデンウィークを前に、また、違う仕事を探すことになったのは残念な気分です。

お金にならないのは残念ですが、ネットで公開する記事の勉強をさせてもらったと思って、あきらめて次に生かすようにします。