POSレジのレクチャー体験

派遣先の大学の売店で、新しいPOSシステムを導入することになり、今はその手伝いをしています。商品マスターの登録とか、準備にやる作業はたくさんあるのですが、細かいことは何も決まっておらず、とにかく導入しよう、ということで、運用直前にバタバタと登録中。後から実は違うよ、というのが山ほどでてきそうです。

運用開始の前日、POSレジのメーカーの人が来て、使い方をレクチャーしたので参加しました。POSレジは、スーパーやコンビニで見慣れていますが、どうやって使うかは全く知りません。かなり新鮮な体験でした。

今のレジは、バーコードリーダーが付いているので、商品に「ピッ」とするだけで値段が表示されます。実は、裏で一品一品リストを見ながらパソコンで登録したのですが、現場では簡単にレジ打ちできます。

また、バーコードの無い商品はタッチパネルにタッチするだけ。パネルはウィンィドウ形式になっているので、種類毎にページを切り替えてタッチというのもできます。

そうやって全ての商品を打ち込んだら、小計ボタンをクリック。お金を預かったらその金額を打ち込んで現計ボタンを押す。そうするとドロアーが開いておつりが出せるようになると同時に、レシートが出てくる。

ここまでは、コンビにでは、高校生がバイトでやっているので、難しいことは無いのでしょう。

話を聞いていてよく解らないのは、間違った場合の訂正。
商品を読み取った後から、これやっぱり買わない、となった場合とか、同じ商品を2回読み取ってしまったとか、でしょうか。レシートを出す前なら、それまで読み込んだ商品が、タッチパネルに表示されているので、それで操作できるようです。

また、一度出てしまったレシートの分をマイナスする方法もあるようです。前の会社の経理システムは、処理を間違えてやり直す場合は、一旦、マイナスの帳票を出して、正しい帳票を登録する、という手順が必要でした。簿記の付け方がそうだからみたいですが、レシートの打ち直しは、そんな感じの処理でした。

まあ、会計の仕組みの末端にあるので、正しく処理するとそうなるのかもしれません。現場の方は慣れているようで、従来のレジとの違いなどを熱心に質問していました。お金に関わる仕事では、簿記の考えは必ずついてまわるので、時々復習しておかないと話についていけません。今回も、かなり頭を使って聞いてました。

なお、POSレジはネットに繋がるし、内部にHDDを内蔵しているなど、ほぼパソコンです。HDD内蔵なのでUPSに繋いで運用するそうです。電源スイッチも、ONのためのスイッチで、停止はパネルから操作します。電源スイッチを長押しすると、強制的に電源が切れるので操作しないでください、だそうです。

今は、スマートフォンやタブレットを使ったPOS端末が流行だそうです。また、売上げデータはクラウドで管理するのも一般的になりつつあるようです。POSレジの箱の中のパソコンに、そういったネットワークやデバイスを管理するソフトを入れておけば、高機能なPOSシステムが比較的簡単に作れそうですね。