SSLのサイトでトラブル

派遣先の大学で、SSLからみのトラブルがあったようです。

 

ここでは無線の認証にWeb認証を使っており、認証していないパソコンやスマホで無線を使おうとすると、認証画面に切り替わります。特に教室でパソコンを使う機会が多く、授業の予定やゼミの連絡などにWebシステムを使っていることから、無線LANを利用する機会は多いようです。そして、そういった授業に使うページに無線LANに接続するのに、このWeb認証が使われます。

 

なお、認証画面は SSL で暗号化されており、安全に利用できることになっています。しかし、今回SSL の証明が無効になっている障害が発生したことから、一部のパソコンで、この認証画面が表示されない障害が発生したようです。これは、現時点なら回避する方法があるので大事には至っていませんが、先週、この現象で無線LANに接続できない、という問い合わせもありました。放置できる案件ではありません。

 

どうも、この話は無線LANを保守している会社も知らなかったらしく、証明書発行の会社に問い合わせしているようです。ちょうど、4月以降、SSL がららみの話をネットの記事を読んだような気がしたので、ネットで調べてみました。

 

ネットの記事の抜粋を見ていたら、SHA-1 の記事があったの思い出しました。今広く使われているブラウザは、有効期限が2017年1月1日以降のSHA-1を使用したSSLサーバ証明書は利用しないという方針を打ち出した、というものです。

 

このため、早いところは6月くらいからサーバ証明書の更新を行っているようです。これに関して、認証局側に勝手に切り替えされてしまい、政府機関のWebサーバーに接続できない事態になった、なんてこともあったようです。

 

たぶんこれでしょう。今使っているのは、かなり前の証明書で2017年に切れる予定になっています。また、証明書はあるのですが、SHA-1 になっているらしく、普段無線LANを使っていないデスクトップのパソコンからはアクセスできませんでした。この辺の切り替えの連絡が、保守会社に正しく伝わっていないのが原因でしょう。

 

たぶんこの件で何もすることはありませんが、何かあったらサポートはする予定になっています。