Adobe製品の旧版でトラブル

派遣先の大学は美術系、デザイン系の学部がメインということもあり、学内ではAdobe社の製品がよく使われています。以前、勤めていた会社では高くて1ライセンスしか購入できなかったPhotochop ですが、ここでは全学生が使えたりします。その対応も仕事の1つなのですが、トラブルが発生しました。

ここの映像学科は、Adobe製品を多くつかう学科の1つです。特に、プロも利用する動画編集ソフト Premiere Pro CC は、これを使った授業があるくらい頻度が高いアプリです。

数年前に、まとめて導入した iMac にインストールしてあったバージョンをそのまま使っていたのですが、さすがに古いバージョンは問題が多い、ということで新しいバージョンを入れることに。

最新バージョンとその1つ前のバージョンを入れることになったのですが、その1つ前のバージョンでトラブル発生。インストールパッケージを作ってまとめてインストールする予定だったのですが、Premiere Pro CC 2015.3 というバージョンだけ、英語版が入ってしまいました。

日本語版がインストールできないと困る、なんとかしてほしい、ということで調べることに。パッケージを作ったMac Book Pro では、問題なく日本語版がインストールされます。でもその確認したパッケージをインストールしても英語版が入ってしまう。幾つかのケースを用意して試してみたのですがダメでした。

結論から言うと、今回作ったパッケージは全て、最新のmacOS Sierra なら日本語で表示するのに、実際に使うiMacに入っている MacOS Yosemite で使うと英語になってしまいます。他のMacで試してみたところ、細かい版数が違っていても、やはり、MacOS Yosemite では英語になるのを確認しました。

今更、Adobeの古い版を、古いMacOSにインストールして使っている人はいないのかもしれません。しかし、他のアプリケーションがインストールしてあって、このアプリは、古いOSでしか動作しないとなると、どうしても古いOSを使わざるえません。今回もそんな理由でMacOS Yosemite が残っていました。

自力では対応不可能なので、Adobeのサポートに問い合わせすることに。
その日のうちに回答がありました。それは、うれしいのですが、その内容を見て絶句。隠しコマンドみたいな機能があり、それで表示言語の切り替えができました。一般のユーザーは、使うことが無い機能です。自力でアプリケーションを配布する能力のある情報システム部門には、ここまで教えてくれるんでしょうね。

とりあえず、Adobeのサポートの回答で、今回はなんとかなりました。