ネットワーク改善

派遣先の大学で、先月、ネットワークの引き込み機器や回線の増設を行ったので、大幅にレスポンスが改善しました。Windows Update がいつまでたっても終わらなかったのが、すぐにダウンロードが完了しています。

大学のネットワーク環境を管理している外部業者の報告書では、工事前までは外部の通信の7割をOCNの回線が占めており、その回線が詰まっているのが原因だろう、との分析でした。工事後は、OCNとは別の回線と契約し、OCNへの通信を全体の25%程度に抑えることで、レスポンスが改善されています。同時に、外部の回線に接続する機器を新しくしたことで、処理能力が2倍になったのも効果が大きい、とのことでした。

先生から授業に支障が出る、とまで言われていただけに改善したのはいいことです。しかし、今年は何でこんなに遅いの、という問い合わせ多数、来ていました。OCNは、ネットの口コミでは評判はよくありません。年々悪化していたのが、今年からある一線を越えて遅くなったのかな、なんて考えてます。

以前の会社でインターネットに接続するのに、山形でどこを使うといいか、という話が出た時、情報システムで回線に詳しい後輩は、電力系のプロバイダーがいいと言ってました。NTT系の回線は全国規模のため、山形県のような顧客の少ないエリアでは装置の更新や増設が遅れるのだそうです。それに対して、電力系は独自回線を持っており、機器の増設などにも柔軟に対応できるのだそうです。ただし、料金はNTT系の方が安いようです。これは、規模が違うからしかたないのかも。

そして、今回大学で増設した回線は、NTT系ですがOCNとは別のプロバイダ。光回線は同じでも、プロバイダのDNSサーバーの応答がよければ、レスポンスは改善します。回線自体に余裕がある場合のみですが、プロバイダを変更するのもレスポンス改善に
効果的です。今回は、これがよかったようです。

ということは原因は、OCNのプロバイダとしても能力不足。プロバイダ乗り換えキャンペーンをやっているのに、DNSサーバーのようなレスポンスに関わる設備を増設しておらず、装置の能力が追いつかないケースが出ているのかな。

結論は、OCNはネットの評判どおり良くない、というのが結論でした。実は自宅の契約は、最近OCNに切り替えたばかり。それまでの安いだけでよく知らないプロバイダに不安になっていたので、キャンペーンの勧誘電話にのってしまったのですが、ちょっと不安になってます。