仕事のミスについて

今の会社に転して、約2年になります。
その間、社内のシステム更新とそれに伴う作業ミスの対応に忙殺されてきました。

いや、とにかくひどい。

まず、マスターが間違っている。そんなマスターを使っているから、みんな、たぶんこれでいいだろう、と思って仕事している。そんなんだから、どこかでミスが発生しても、最後までいってもそのミスがみつからない。

さらに、仕事が個人に依存している。その人が間違えると、他の人はその間違いに気がつかない。しかも、よく確認しないで思い込みで仕事している。前はこれでよかったんだから、いいだろう、でやってしまう。そういうのが、最後までいってもミスがみつからない。

もうひとつは、任せたんだから全部やってくれ、というやつ。「これやってくれ」と頼まれることが多いが、「これ」とは、直近の作業の他に、その後の関連する作業すべてが含まれる。私は、ずっと「これ」の背景がわからず、いろいろな人に迷惑をかけてしまった。同じように、依頼者が思う事を、受けた人がやってないために発生したミスを何度も見てきている。

たぶん、前の会社なら20年も同じ職場にいたので、回りは私の仕事がどういうものか知っていて、関係する内容だけ依頼してきた。私もそれがどういうことに関わっているか理解して仕事してたので、うまくフォローすることができた。
今は、私が入社2年でまだまだ解らない点が多いにも関わらず、肩書きが管理職なので、部下から難しいことを持ち込まれる。
それを拒否できない、というか、もっと詳しい部下に振れないのは、私の押しが弱いということもあるだろう。この辺をうまくさばけないのは管理職として失格かも。

とにかく、ミスを減らすのこちは、今の職場の一番の課題。
そのために取り組んでいるのは、ミスを事前に気がつくようにするためのトレーニング。ミスしたら、なぜミスすることになったか振り返ってみる。同じようにミスする可能性のある人に、同じ状況を思い浮かべてもらう。更に、ミスしないですむ仕組みを、ミスをした人といっしょに考えて、それに取組む。
まあ、世の中でやられていることと、同じことです。

少しづつ効果は出ていると思いたい。
更に、今の仕事のやりかたは頻繁に例外があり、それがミスに繋がることが多い。この先、これをどうコントロールするかが、難しそうだ。