同世代の経営者

先日、新聞で、昔の同級生が地元でも大きな企業の取締役に就任したのを知った。 それは良い話なのだが、自分の環境を思うと情けなくなる。これは人生なので しょうがない。

ところで、私の会社員としての経歴は、バブル期に入社して、物が売れない時代に 費用削減を手伝わされ、ついにはリストラされて今は非正規社員として働いている。

今、同世代の経営者は、費用削減に応じつつ売上を落とさないで済んだ部署で、特に 発言力(というか発信力)のあった人かもしれない。基本、無駄な費用は認めない、 で過ごしてきた方なので、新しいことを始めるのは難しいかも。

朝のラジオで聞いていたCMで、老舗の父親は、店の伝統をかたくなに守って、子供が 新しいことに挑戦するのを認めないが、昔にさかのぼれば、それは初代が新しいこと をやってみようと始めたことだった、というのがあった。

自分も節約が染みついているので、なかなか良いお金の使い方ができない、と感じて いる。できれば、新しい世代の経営者は、有望な新しいことには、積極的に投資できる 人であってほしいな。